事業所一覧OFFICES
- SEARCH 事業所一覧
訪問看護ステーション芍薬
管理者・スタッフ紹介
-
多職種専門家チーム
-
訪問看護師
【管理者・スタッフ自己紹介】
●小澤 愛(管理者 / 訪問看護師)
「訪問看護って何をしてくれるの?」と、思われる方が多いと思います。そもそも看護師さんって何をしてくれる人なのでしょうか。あまりはっきり知られていないかもしれません。入院経験のある方は、「困ったときに呼ぶと来てくれて、いろいろ身の回りの世話などをしてくれる」「点滴とか傷の手当とかをする」というイメージがあると思います。「看護師は何をする人か」ということを日本の法律では「療養上の世話」「診療の補助」と定めています。病院に入院したときのイメージ通りです。でも、家に帰ってきたら身の回りの世話は家族やヘルパーさんがやってくれるし…点滴とかはしてないし…看護師に来てもらう必要はないのではないかと思いますよね。
看護師の使命とは、人々が人間としての尊厳を維持し、健康で幸福でありたいという願いに応え、人々の健康的な生活の実現に貢献することです。そして看護の目的は、あらゆる年代の個人・家族・集団・地域社会を対象とし、健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復、苦痛の緩和を行い、生涯を通して最期までその人らしく生を全うできるように援助を行うことにあります。この使命と目的のもとに、「療養上の世話」と「診療の補助」を行っています。また、看護師は専門職業人として、人権を尊重したケア(生きる権利、尊厳を保つ権利、敬意のこもった看護を受ける権利、平等な看護を受ける権利)を提供する責任があるのです。
私が看護師になったきっかけは、親しい友人の死でした。さっきまで話していたのにあっという間に死んでしまったのです。数時間でもいいから生きていてくれて、自分の心の準備がしたかったと思いました。だから少しでも長く生きていくことができるようにお手伝いがしたいと思って看護師になりました。しかし、病院に入院し一命をとりとめて頑張って治療しいざ退院というとき、病院に入院する前と全く変わらない方はほとんどおらず、退院の喜びはあるものの家での生活に対する不安も持って退院されていく方が多くいました。なるべく苦悩や不安がなくなるようにと入院中から支援しましたが、その苦悩や不安に触れるにつれ、在宅で支援していきたいという思いは膨らみました。
当ステーションは「在宅ホスピス緩和ケア」を組織の理念にしております。当ステーションの訪問看護師は、子どもから老人まで、病気や障害があっても「より自分らしく生きていきたい」「より質の高い生活を送りたい」という気持ちを支え続けていくことが目標です。より質の高いケアを提供できるようにチーム一丸で日々自己研鑚しております。さらに当組織ではボランティア部門や相談支援部門もあり、在宅ホスピス緩和ケアの充実を図っております。また安心していただくために24時間365日体制をとりました。
病気や障害があっても自分らしい生き方を一緒にみつけていきましょう。いつでもご相談ください。
●宇田 ゆかり(主任 / 訪問看護師)
私は、これまで急性期病院の救急外来、外科、緩和ケア病棟などで勤務してきました。救急外来では、突然病を患い不安を抱える方々を受け入れ、病棟では治療が一段落した方や最期の時間を自宅で過ごしたい方などの退院の支援を行ってきました。その中でいつかは自宅で過ごす方々の生活を支えたいと思うようになり、訪問看護を選択しました。これまでの経験も活かし、よりその人らしく生活をしていくことができるようお手伝いしたいと思っています。
また、母を亡くした経験や自身の病気の経験からグリーフケアにも関心を持っており、上智大学でグリーフケアを学びました。グリーフとは、大切な人や大切なものなど亡くしたことからくる悲しみや苦しみ、辛さなどのことをいいます。病気を患ったことで感じているつらさなど抱えている方々、大切な人を失った方などさまざまなグリーフを抱えている方たちに寄り添うことのできる看護師でありたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
●大出 寛子(主任 / 訪問看護師)
病院で勤務していたときはよく、治療を頑張りながら「早く帰りたい」「家で過ごしたい」という声を患者様からお聞きしていました。在宅看護に携わるようになり、自分らしく、慣れ親しんだ場所や物、そして人々と過ごす素晴らしさを利用者様やご家族を通して日々実感しています。自宅に帰りたい、家で過ごしたいという思いは自然な気持ちですし、療養生活を送るうえで私たちにはたくさんの選択肢があると思います。
楽しく、安全に、あるいは穏やかに、人によって求める日常生活は違いますが、不安なくご自宅で生活できるようチームの一員として関わらせていただきたいと思っています。
●早瀬 沙織(スタッフ / 看護師)
私は学生の頃から在宅看護に興味があり、がん専門病院の病棟勤務を経て、この世界に飛び込んで4年が経ちました。住み慣れたご自宅で、その人らしく、味わい深く生き抜かれる姿に寄り添える喜びを感じています。
限られた時間の中で、次回訪問までに安心して過ごせるよう整えることに責任を感じますが、その方のその時々の状況に合わせて、マネジメントできる面白さを感じています。病気や障害を抱えていても、残された時間がわずかであっても、その人らしさを忘れずに生きていけるように。大切なことは何かを一緒に考え、精一杯お手伝いできればと思っています。
また、身体の問題だけでなく、魂の苦しみを緩和することも、大切なこととして向き合っていきたいと思っています。
●山口 睦(スタッフ / 看護師)
小児病棟で8年間働いていましたが、訪問看護に興味があり2015年の4月から訪問看護師として働き始めました。
病気を持ちながら自宅で過ごすということは、利用者様やそのご家族にとってとても不安で心配なことだらけというイメージでした。しかし、利用者様はさまざまなサービスを受けながら住み慣れた我が家で大切な家族と有意義に過ごされていました。そのことに驚き、また在宅で過ごす利用者様の方々に毎日たくさんの元気とパワーをいただいています。
私も日々学び、住み慣れた自宅で有意義に過ごせるお手伝いをしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
●荻原 修代(がん看護専門看護師 / 訪問看護師 / 保健師)
看護師・保健師の免許を得て30年近くになり、大学病院や急性期一般病院で、内科系・外科系・緩和ケア病棟などで勤務しました。2004年に日本看護協会がん看護専門看護師の認定を受けてからは、当時の勤務先で、がん患者様とそのご家族が、安心して納得して質の高いがん医療をお受けになり社会生活と両立できるように、外来化学療法、緩和ケアチーム、がん相談支援などのさまざまな医療サービスを、多職種と連携し開発して、外来や病棟を問わず組織横断的に運営していました。そしてさまざまながん患者様とご家族の面談を通じて、その方がより良い方向に向かうよう、いろいろな物事をご自身で決めることができるように、心を砕いて活動。看護師のがん医療やがん看護の知識向上のための教育、医療倫理、研究指導なども担当していました。
訪問看護は学生の頃から関心がありました。現在の入院短縮化の医療制度のもと、実践を重ねるほど、退院後の体調や日常生活がいつも気になっていました。当社の理念に感銘を受け2018年から訪問看護に従事しています。ご利用者様の人生の一部に関わらせていただき看護を提供することは、奥深くとても魅力があります。難しいことは、管理者や同僚看護師のサポートを受けて乗り切ります。あらゆる疾患や障害をお持ちのご利用者様とご家族が、ご自身のしたいことや大切にしたい価値観を大事にして、暮らしたい場所で過ごせるように支援することが私の務めです。
がんのお病気をお持ちの方は、抗がん剤治療や放射線治療などの治療と一緒に並行して、訪問看護のご利用をぜひお勧めします。ご自宅での副作用などの体調管理、対処方法、仕事との両立、今後の治療方向性なども、ご本人やご家族と一緒に考えて、より良い方向に向かうように支援いたします。
●高橋 尚巳(スタッフ / 看護師)
私は訪問看護師になりたくて、40歳過ぎてから看護師になりました。4年間病棟で働いたあと、現在念願の訪問看護師として働いています。
病院は病気の知識や患者様の急変など病棟では看護師が学ぶべき状況にたくさん直面します。それらを経験することで看護師としての知識や判断力を学んでいくのだと思います。しかし、病棟ではたくさん患者様を同時に看るため、処置以外のケアが十分にできなかったりじっくり話を聞く時間がなかったりします。
その点、訪問看護は患者様と1対1でじっくりと関わることが可能です。話を聞いたり清潔ケアをしたり、病棟でなかなかできなかった人と人との関わり、人の尊厳を尊重する関わりをすることができるのが訪問看護の魅力だと思います。
しかし訪問時間は短く、また頻度もまちまちで、中には週に一回しかお会いできない患者様もいらっしゃいます。そうした患者様に次の訪問まで快適に過ごしていただくために、常に周到に準備し、抜け・漏れをなくさなければなりません。生活様式は人それぞれのため、患者様一人ひとりの生活パターンやサポート体制、内服薬や食事、排泄の状況など患者様を多面的に見て、足りないものがないかどうか気づく力が求められます。その気づきのためには患者様を生い立ちや生活面などじっくり見ていくことが必要です。私はまだまだ未熟ですので、毎日が自己研鑚です。
訪問看護ステーション芍薬の先輩たちはみなさん優しく、いつでもアドバイスをくださいます。朝の打ち合わせの時間は笑いが絶えず楽しく情報交換するほか、アドバイスを頂戴しています。こうしたアドバイスをもとに自分の足りないことを補填。患者様のことをより深く考えられるよう頑張っています。
訪問看護に足を踏み入れたばかりでドタバタの毎日ですが、患者様一人ひとりがご自身の安心できる場所で、望む通りの生活を支えられる、今の生活に大きな意義とやりがいを感じています。
●亀谷 真久(スタッフ / 理学療法士)
理学療法士になる前は、不動産の営業職をしていました。8年の病院勤務後、訪問業務に十数年携わっております。ここは、これまで勤務してきた事業所の中でも医療依存度が高い利用者様が多い会社だと感じております。利用者様と接するうえで意識していることは、最大能力の把握、相手様から求められる関わりの理解。その双方にギャップがある場合、それを埋める工夫です。専門職としての知識、技術と利用者様やご家族様に寄り添う姿勢が大切であると感じます。
当社で働くようになり、リハビリサービスが回復・改善ということだけでなく、少しでも楽になってもらうことで喜ばれるということを経験しました。自分たちの領域だけでなく看護師さん、ケアマネさん、相談員さんなどをはじめとする他職種の方々との協力が不可欠で、連携や情報共有の大切さを痛感しております。そういった意味で自分を考えたときにまだまだ未熟さを感じ、利用者様を通じて毎回勉強させていただいております。相談できる上司や同僚がいて、専門職として臨床に真摯に向き合えるステーションだと思います。
●中村(スタッフ / 理学療法士)
これまで、急性期から生活期、介護予防など貴重な経験を20年以上させていただきました。その貴重な経験に加え、現在もピラティスを学びさらに質の高いサービスを提供できるよう研鑽中です。
利用者様の人生を通し、その人らしく過ごすことを支援できるよう全力で取り組んでいます。
●浅井 雅子(スタッフ / 看護師)
私は小児科と総合内科の複合病棟に勤めていました。小児科では血液内科の疾患が多く、長期にわたる入院のため、治療の間で自宅に帰ったり外泊する患児も多かったです。外泊後にみせる患児の笑顔が印象的で、また闘病意欲が向上する姿を近くでみて、自宅で過ごすことの大切さを日々感じておりました。
私が訪問看護師を目指したきっかけは受け持っていた1人の患児です。病状が進行しこれ以上治療ができないと宣告された患児は「家に帰りたい」という思いがあり、最期を自宅で過ごせるよう調整しました。その際に訪問看護師と連携しました。訪問看護師のサポートで患児も安心して自宅で過ごすことができ、穏やかに最期を迎えられたとご家族の方から聞いて私も自宅で過ごす方のサポートをしたいと思い訪問看護師を目指しました。
芍薬は小児在宅看護、緩和ケアにも力を入れていることや教育体制が整っていることから私が目指す看護に一番近いステーションだと思いました。入職して一年が経ちますが、日々学ぶことが多く、訪問看護師としての役割、あり方を少しずつ理解できてきた気がします。困ったときには先輩がすぐ話を聞いてくれたり、アドバイスをくれたりと本当に温かい職場です。これからも看護の質を重視し、利用者様が利用者様らしく自宅で過ごせるよう自己研鑽に励んでまいります。
●小池 輝(スタッフ / 看護師)
私は総合病院で脳神経外科の一般病棟、HCUを経験したのちに北海道の地方の総合病院で短期間働きました。これまでのキャリアでは比較的急性期に身を置いてきましたが、地域でさまざまな疾患を持ちながら生活している方々の支えになりたいという思いから、訪問看護の道に進みました。
訪問看護は、一人の利用者様と長い時間を使って関わることができます。密度の濃い関わりができる一方で、時に限られた情報から適切な判断を求められることもあります。また、時に別れが多い仕事でもあります。それでも利用者様やご家族の方から「小池さんで良かった」と声をかけていただくと涙が出るほどうれしいものです。 利用者様の人生に触れ、地域で「生ききる」ことの支援をさせていただけるこの仕事に誇りを感じます。 多くの方の死生観や価値観、生き方に触れていくことで、看護師だけでなく、人として成長していきたいです。よろしくお願いします。
●K.U.(スタッフ / 看護師)
病院での看護師経験を経て、訪問看護で地域家庭で個々の生き方を尊重した看護の提供とは何か、模索しながら日々ご利用者様の笑顔に癒やされながら経験を積んでおります。
利用者様の生き方に共感し、心地よさや安心感のある看護を提供していきたいと思います。今後ますます地域医療の充実が求められるなか、専門職として地域社会に貢献できるようきめ細やかなケアを提供していきたいと思います。
- 訪問看護ステーション芍薬の特徴
- ご利用者様の病状のアセスメントにもとづき、自立した生活を送れるようアドバイスするとともに、質の高い看護サービスのご提供をお約束いたします。
- 特徴(1)専門性の高い看護
- 専門看護師や認定看護師、臨床スピリチュアルケア師といった専門家が、できるだけ苦痛のない生活を送れるようにお手伝いします。がんだけではなくあらゆる病気の苦痛に対応します。がん治療中の方に対する緩和ケアも行っていますのでご相談ください。
- 特徴(2)小児在宅看護・小児緩和ケア
- 子どもは社会で育ってこそ成長し可能性が広がります。さまざまな心配事、疑問をご家族と一緒に考え「できること」を大切にしていきます。子どもの苦しいことや痛いことを取り除き、ご自宅での旅立ちも専門のスタッフが支えていきます。